平成28年第2回定例会
6月10日(金)に市議会の一般質問に登壇しました。
今回のテーマは、「農業と食」
市内の農業と食をいかした活性化施策をいくつか提案しました。
これが全て実現したら八王子の農業と食が大きく変わると思っています。
・地産地消の必要性について
以下の疑問を含め、地産地消を進める必要性に市長がどう考えているのか確認しました。
八王子野菜は他の地区の野菜と比べて美味しいのか?
八王子野菜を使うことは、飲食店にとってどのようなメリットがあるのか?
地産地消は、生産者の顔が見えて安全というが、現状は本当に顔が見えているのか?
(質問するだけでなく、私が理想とする地産地消の姿についても提案しました。)
・公園を活用した農家の直売、マルシェの開催
農業生産者がより簡単に市内の公園で生産物を販売できるよう行政や指定管理者が支援することを提案しました。
・市内の飲食店が市内農家の野菜を仕入れやすくするための共同集荷所の設置。
市内の飲食店から野菜を仕入れたいという依頼があっても、小ロットの注文に対して1軒1軒配達することが難しいという課題に対して、複数店舗まとめて納品できる共同の集荷所を作ることの提案。
・6次産業化に向けた共同加工施設の設置
市内の農家の生産者が加工品を作りたいと思っても、小ロット(500~1000単位)で食品を加工してくれる業者が都内近郊にありません。
そこでより簡単に加工品の製造に乗り出せるよう支援するために、共同の加工場を作ることを提案しました。
・調理教育の必要性
生きる知恵として、また地産地消に向けた消費量拡大に向けて、調理技術習得の必要性を教育、市民活動の場で進められるよう提案しました。
加えて市民一人ひとりが自分でご飯を作れるようになれば、介護や健康面での将来負担が大幅に減少すると思います。
・食糧支援策と地域活性化
フードバンクやコミュニティキッチン(子ども食堂など)などの事業において、生活困窮者救済というイメージがついてしまうと利用しにくくなってしまうため、クッキングスクールや農業者との交流など、全市民が利用できるような事業も実施することで、街の活性化に繋げるとともに生活困窮者救済というイメージを払しょくしていきます。
また上記の共同集荷所と併設することで、日常的に農業者から余った野菜を調達できるような工夫も提案しました。